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【イヤホン】Kinera Celest Wyvern Abyss Prototype – 仮称「Black Edition」の魅力を再確認

こんにちは。
今回は、Kineraのサブブランド「Celest」から直近にリリースされたイヤホン「Kinera Celest Wyvern Abyss」のプロトタイプ(仮称:Black Edition)を入手しておりましたので、軽いインプレッション寄りの記事となります。

勢いに乗りつつある同社ブランド、発売から久しい本製品のプロトタイプの実力はいかに…?

※本記事の執筆にあたり、AKHiFi Audio様(@AKHiFI_Audio)からプロトタイプをご提供いただきました。
 先だって試聴する機会をいただけましたこと、この場にて感謝申し上げます。

製品概要

本製品の概要は、製品版のレビュー記事で解説していますので、そちらをご参考ください。

パッケージと付属品等について

お送りいただいたプロトタイプは、まだ製品版のようなパッケージもなく試作段階と伺わせます。
パッケージ代わりに、中ぐらいのジッパー袋に入った状態で受け取っています。

また、イヤーピースは製品版と組み合わせがまったく異なっています。
個人的には左側のイヤーピース(赤色 / 水色 / 黄色のもの)が装着感も良く好みでしたので、こちらが付属していれば…と製品版のレビューを執筆していた際に感じてしまった限りです。

イヤホン本体は製品版との差異はあまり見受けられませんが、
絶妙に異なっている箇所がありましたので、後述にてご紹介していきたいと思います。


製品版と並べてみました。
軸が水色のイヤーピースを装着している方が、プロトタイプです。

拡大して見比べていただくと、ロゴが立体感のあるキラキラとした装飾となっています。
一方、左の製品版は印字だとハッキリ分かるシンプルなものとなっており、絶妙な箇所ではあるもののコストダウンが図られたものかと思います。

試聴前 – セットアップ

イヤーピースが異なる以外は、製品版とほぼ同一のセットアップです。
はたして、それぞれで音に違いがあるのかどうかを実際に試聴して確かめていきたいと思います。

試聴してみての感想

上流には「FIIO K9 Pro ESS」を使用しています。

プロトタイプを先だって入手していた関係で「ややエージング期間が長い」ことや「イヤーピースが異なる」という差異はあるものの、ウォーム寄りの音色であるように感じられる点は製品版とほぼ変わりありません。

製品版に比べるとややスッキリさは感じられるように思いますが、リリースまで秒読み段階で入手した個体ということもあって、全体的なチューニングはプロトタイプ時点でほぼ完成されていたように思われます。

ちょうど「TANCHJIM 4U」で同様のことがありましたが、ことイヤホンの開発・リリースといった観点でいえば試作段階で「音の傾向などといった中身」は既に定まっていて、製造上の細かな個体差やパッケージングといった面の最終調整が加わる程度なのかなと思います。
(もちろん、段階を踏んでいくのが試作ですから「リリース候補のバージョン」が手元に届いたのかなと)

リケーブル前後の印象は同様でしたので、そちらに関しては製品版のレビューをご参考いただければ幸いです。


なお、イヤホン本体の外観(特にロゴの装飾)や付属のイヤーピースといった点では個人的に「製品版より、プロトタイプが好み」ですね。
音的な都合というよりは、おそらくいずれもコスト的な都合で変更が加わった部分なのかな…と思われましたが、真実は私も分からないまま底知れぬ闇へ…まさに「Abyss」ですね。

という感想はさておき、今回プロトタイプをご提供いただいた「AKHiFI Audio」様の商品ページは以下となります。

お読みいただきありがとうございました。

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