こんにちは。
今回は、SuperTFZより発売中のイヤホン「SuperTFZ FORCE 1C」のレビュー記事となります。
※本記事の執筆にあたり、株式会社伊藤屋国際様(@itohya_info)より製品をご提供いただいております。
このような機会をいただけましたことに、改めてお礼申し上げます。
製品の概要
「SuperTFZ FORCE 1C」は、10mm径のチタンコートPET振動板と合金製サスペンション技術を組み合わせたダイナミックドライバーを1基搭載するイヤホンです。
上記の振動板と強力な磁気回路の相乗効果により、優れた低音域と定位の良さをはじめ、広い音場表現や明瞭感の高さを備えており、上位モデルに劣らない上質なサウンドを実現するに至っています。
イヤホンの筐体は最新鋭の3Dプリント技術を用いており、人間工学に基づいた形状を維持しつつもギリギリまで切り詰めたコンパクトさが特長です。
また、努力の甲斐あって片側で「4g」という軽量さを生み出しており、長時間の使用においてもストレスを感じづらい付け心地の良さを実現しています。
なお、本製品は7色(ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、ピンク、イエロー、パープル)の多彩なカラーバリエーションからお選びいただけます。
フェイスプレートは多層セルロイド(*)仕上げにより、個体によってデザインが異なる「自分だけのイヤホン」を手にすることができるといった点でも、所有欲をかきたてられる一品といえるでしょう。
* ギターのピックや、メガネのフレームに使われる素材のこと
![](https://www.uni-sonia.com/wp-content/uploads/2024/07/20240723_212952886-800x600.jpg)
製品の紹介
パッケージ構成
パッケージは、過去にレビューした「SUPERTFZ AQUARIUS」等のように、水色の箱と巾着袋といった構成です。
![](https://www.uni-sonia.com/wp-content/uploads/2024/07/20240723_210530394-800x600.jpg)
付属品
付属品は以下のとおりです。
開口部のサイズが異なるイヤーピースが各サイズ(S / M / L)付属しており、その他はケーブルのみです。
写真には含まれていませんが、「SUPERTFZ AQUARIUS」のように女神様のプロマイドも含まれています。
ケーブルは高純度のOFC(無酸素銅)を使用した、1.2mmの標準的な長さのケーブルが付属しています。
ややゴムっぽい質感が感じられましたので、好みに合わない場合はサクッとリケーブルしてしまいましょう。
イヤホン本体
製品の概要で述べたとおり、多層セルロイド仕上げのフェイスプレートが大変美しいです。
今回、ご提供いただいた製品は「レッド」ですが、イメージ的には「ルビー」に近い色味と感じました。
ノズル径は「5.8mm」で、イヤーピース抜けを防ぐ返し部分は、なだらかな形状ながら備わっています。
![](https://www.uni-sonia.com/wp-content/uploads/2024/07/20240728_164027563-800x600.jpg)
レビュー
レビュー環境
本記事のレビュー時における構成は、以下のとおりです。
イヤーピース | TANGZU Tang Sancai |
イヤホンケーブル | Yongse Meteor |
DAC・アンプ | FIIO K9 Pro ESS |
![](https://www.uni-sonia.com/wp-content/uploads/2024/07/20240728_164700542-800x600.jpg)
全体的な音色・各音域のバランス
全体的な音色として、私自身のイメージは「ニュートラル」だと感じました。
各音域のバランスについては、以下のとおりです。
低音域
極端ではない程度にズッシリと重厚感があり、ちょうど良い具合の表現だと感じます。
他音域に比べると主張が強めのように思いますが、分離感が高く独立した音域として成り立っています。
中音域
明瞭感の高い、クリアなサウンドを最も感じられやすいのが中音域です。
低音域にやや劣るものの、分離感の高さと相まって存在感をしっかりと発揮していると感じます。
明瞭感の高さにボーカル表現が引き立てられ、アーティストの歌声がハマると鳥肌ものの音質となり得ると感じました。
高音域
他音域に比べると存在感はやや薄いものの、中音域との繋がりがとても緩やかだと感じます。
楽曲の転調にうまく追随しており、中音域の量感と相まって、女性ボーカル独特の豊かな感情表現に酔いしれることができるでしょう。
高音域独特の刺さりは感じられませんでした。
本製品が寒色・暖色どちらともいえないニュートラルな傾向が良い意味で作用しているのだと思います。
総評・まとめ
音場はやや広めながら、ブレのない定位の良さと兼ね備えたサウンドに仕上がっています。
モニター系のイヤホンに少し低音域を足しつつ、分離感を高めて他音域の邪魔とならないよう配慮をしているといった、シンプルながら工夫を凝らした至高の一品だと思います。
1万円弱の価格帯で、外観にこだわるかつモニター寄りのサウンドがお好みであれば一考の余地ありですね。
販売先のストア情報
「SuperTFZ FORCE 1C」は、以下のストアでご購入いただけます。
![](https://www.uni-sonia.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
お読みいただきありがとうございました。
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