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【イヤホンレビュー】JUZEAR Butterfly 61T – 蝶のように舞う、優美なサウンドをここに見る

こんにちは。
今回は、JUZEARより販売中のイヤホン「JUZEAR Butterfly 61T」のレビュー記事です。

同社のイヤホンは初のレビューとなるものの、今までのAliExpressセール特集で取り上げることは何度かありました。
セールの常連になりつつもある、そんな同社がリリースした本製品の実力をご紹介していきたいと思います。

※本記事の執筆にあたり、製品サンプルをHiFiGo様(@HifigoJpよりご提供いただいております。
 このような機会をいただけましたこと、改めてお礼申し上げます。

製品概要

「JUZEAR Butterfly 61T」は、JUZEARより新規リリースされたハイブリッドドライバー型イヤホンです。

「Butterfly(蝶)」の羽根をあしらったフェイスプレートの装飾が特徴的であることに加え、模様のように見える部分はアワビの貝殻にCNC加工が施した素材を使用したことで、魅惑的な外観と高級感を両立させています。


ドライバー構成は以下のとおり。
中音域と高音域でそれぞれ異なるバランスド・アーマチュアを選択しており、高音域の4基は同社のカスタムドライバーを搭載しています。
異なるドライバーを組み合わせた構成ながらも、それぞれの特長がぶつかり合って破綻することのないよう緻密な設計のうえで開発が進められており、豊かな音響表現を実現した製品に仕上がっています。

・バランスド・アーマチュア x6(中音域:Knowless ED x2 / 高音域:JUZEAR Custom 31736 x4)
・10mm径 ダイナミックドライバー(低音域:複合カーボンコーティングPU振動板)

また、各ドライバーとノズル間は高精度の3Dプリント技術で成形された音響管で接続するといった設計を採用したことにより、各音域を担当するドライバーのポテンシャルを純粋に引き出していることに加え、全体的な音の歪みを低減することにも成功しています。

パッケージと付属品等について

「JUZEAR Butterfly 61T」のパッケージは以下のとおり。
他社製品と大きく異なるのは、しっかりと背景にもこだわってデザインされているという点でしょうか。

イヤホンは試聴機として並べられていることが多く、じっくりとパッケージだけ眺めることはなかなかないシチュエーションですが、仮にパッケージだけ陳列された棚に本製品が置いてあれば「気になって手に取ってしまう」方も一定数いそうに思われ、とても印象的です。

裏面はスペックの一覧が中国語・英語で表記されています。
インピーダンスは46Ωと、直近の「SuperTFZ AQUARIUS」の50Ωに続く高インピーダンスですので、やや上流の駆動力が求められると思います。

開封を進めていくと、やや高級感を感じられる和紙のような素材の薄紙が被さっていました。
他社製品においても同じような開封体験を演出するものがありましたが、最近流行っているのでしょうか…?

イヤホン本体は、既にケーブルが接続された状態で丁寧にスポンジで覆われ収まっています。
イヤホンケースは外観自体は安っぽさを感じるような気もするのですが、実際の作りはしっかりとしています。

付属品は以下のとおりです。
前述のイヤホンケースに加え、シリコン・フォームタイプのイヤーピースやクリーニング用クロスが含まれます。

付属ケーブルは、6N OFC(無酸素銅)銀メッキケーブルで購入時に「3.5mm / 4.4mm」プラグのいずれかをお選びいただけます。
今回、ご提供いただいたのは「3.5mm」プラグとなりますが、せっかくなので交換型プラグを採用してほしいところでもありますね。


イヤホン本体は、製品概要で触れたとおり「アワビの貝殻にCNC加工が施した素材」を使用した色鮮やかなフェイスプレートが特徴です。
ノズル部分は金属製かつ、目の細かいフィルターが備わっていてホコリの混入を最大限防ぐことができます。

4枚目は新しく撮影に導入したスマートフォンのテレマクロ機能を使って、最大限寄って撮った写真です。
製造段階や、使用に伴った微細な傷まで写り込んでしまうのは難点といえるかもしれませんが、外観にこだわりのあるイヤホンを皆さまへご紹介するにあたっては、面白いコンテンツが作れそうですので参考までに。

試聴前 – セットアップ

付属ケーブルを使った、3.5mmでのアンバランス接続で試聴しています。
最近は初っ端リケーブルするということも少なくなり、製品そのままの印象をお伝えすることも多くなってきたと思います。
個人的には、4.4mmのバランス接続を狂信的に愛好していることもありますが、レビューを見ていただいている方々が「どちらの印象を聴きたいか」などのご意見をもって、今後の方向性も決めていければと考えています。


イヤーピースはセットでご提供いただいた「Divinus Velvet Wide Bore」を使用しています。
開口部が極めて大きめに作られており、本製品のフィルター部分がすべて開放されている状態となります。

出音を無駄にすることなくすべて聴きとることができますので、元々の音場表現に優れたイヤホンなどはより一層のポテンシャルを発揮できるのではないかと思います。

試聴してみての感想

上流には「FIIO K9 Pro ESS」を使用しています。

最初に感じたのは、横方向への音場の広がりでしょうか。
やや後ろから包み込むように鳴り響くサウンドは、以前レビューした「Elysian Acoustics Pilgrim」を彷彿とさせます。

ただ、本製品はそれよりも広大な空間を感じられますので「音場の広がりを重要視する」方には、ひとつおススメできるポイントとしてお伝えできるのではないかと思います。

音色はやや寒色傾向で、中高音域を主とした明瞭感の高いチューニングに仕上がっています。
本記事を書いている季節的にも、寒色傾向のサウンドは涼しげで爽快感もあり前向きに音楽を楽しめますね。

低音域側の主張はあまり強くありませんが、だからといって低音域がスカスカということはありません。
なにより音に安定感があり、分離感もハッキリと感じられますので必要十分なベースラインを奏でてくれています。
分離感の高さは製品設計にあった「3Dプリント成形の音響管」により、各ドライバーが最大限のポテンシャルを引き出していることがひとつの要因ではないかと思います。

しかしながら、例えば「DUNU x Gizaudio DaVinci」のような印象的な低音域表現に魅了されてしまった方には物足りないこと間違いありませんので、どこを重視するかがイヤホン選びでの重要なポイントとなるかと思います。

各周波数帯域のレスポンスの良さや、しっかりした分離感からなる表現力はなかなかのものであり、女性ボーカルかつテンポの速い曲との相性は良いように思いました。

執筆時点では、AmazonならびにAliExpressで販売元(HiFiGo)がセールを開催しているほか、以下の割引コードをそれぞれ活用することで一層お安くご購入いただくことができます。

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今回、セットで使用した「Divinus Velvet Wide Bore」イヤーピースも同様にご検討いただけますと幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

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