【AliExpress】年に一度「独身の日セール」の特集記事を公開中。詳しくはコチラをクリック!
PR

【イヤホン】KZ AS24 Pro – 片側12基のフルBAイヤホンが織りなす、同社の新たな表現力を垣間見る

こんにちは。
今回は、KZより発売中のイヤホン「KZ AS24 Pro」のレビュー記事となります。

※本記事の執筆にあたり、KZ様より製品をご提供いただいております。
 このような機会をいただけましたことに、改めてお礼申し上げます。

製品の概要

「KZ AS24 Pro」は、片側12基のバランスド・アーマチュアを搭載しており、両側で合計24基と「これでもか」と言うほどの物量投入型のフルBAイヤホンとなります。

ドライバー構成の詳細は、以下のとおり。

・KZ 22955 バランスド・アーマチュア(低音域) x1
・KZ 29689 バランスド・アーマチュア(中音域)x2
・KZ 30019 バランスド・アーマチュア(高音域)x1
・KZ 31736 バランスド・アーマチュア(高音域~超高音域) x4(デュアルアレイ構成)

※デュアルアレイ構成=2基のBAを1セットにした構成を指しますので、トータルで8BAです。

チューニングスイッチの有無で2つのバリエーションが展開されており、音にこだわりの持つユーザーにはチューニングスイッチ付きがおススメとなっています。

その他、各々のBAが最適なパフォーマンスを発揮することができるよう、誤差0.01mmの精度で成形された3Dプリント製のハウジングを採用したことにより、クリアな音質を実現しているとのことです。

詳細は、KZ公式サイトよりご参考いただければと思います。

製品の紹介

パッケージ構成

サイズ感は同等で、ASシリーズはすべからく黒いパッケージで届いています。
側面に製品スペックが記載されている点も同様で、対応周波数は20Hz-40kHzかつチューニングスイッチ付きのバージョンでのインピーダンスは20-50Ωです。

付属品

付属品は以下のとおり。
同社の他ラインナップとほぼ変わりないので説明は割愛していきますが、モデルを問わずシンプルです。

ケーブルは銀メッキOFC(無酸素銅)ケーブルが標準で採用されており、音質の向上に留まらず耐腐食性にも優れているとのことです。
とはいえ、他のモデルに採用されているものと変わりありませんので本製品のケーブルが特別ということはなさそうですね。

イヤホン本体

イヤホン本体を見ていきます。
外観は「KZ AS16 Pro X」に近いイメージですが、ドライバー数の関係か内部で目立っていた白い充填剤は見当たりませんでした。
同社の製品において、あの充填剤は外観を損ねていた要素であると強く感じていましたので、個人的には好印象ですね。

12基のドライバーがギッチリ詰め込まれており、そこにチューニングスイッチも搭載しているといった点から内部の余剰スペースはほぼないように見えます。

なお、ノズル径は「5.4mm」で、イヤーピースを保持する返し部分は「6mm」です。

レビュー

レビュー環境

本記事のレビュー時における構成は、以下のとおりです。
チューニングスイッチはすべて「OFF」としておき、スタンダードな状態でのレビューとなります。

イヤーピースWhizzer Easytips SS20
イヤホンケーブル付属ケーブル(3.5mm)
DAC・アンプFIIO K9 Pro ESS

全体的な音色・各音域のバランス

チューニング全体的な音色として、私自身のイメージは「やや寒色寄りなニュートラル」だと感じました。

各音域のバランスについては、以下のとおりです。

低音域

KZのイヤホンといえば、個人的には「低音域の際立つ、ドンシャリ」な印象を抱いているのですが、それほど主張が強いようには感じられませんでした。
ただ存在が希薄ということはなく、他音域を引き立てる役割は果たせる程度の重厚さは備わっていると思います。

もの足りないと感じる場合は、チューニングスイッチで低音域を1~2段階のお好みで調整することができますので、重厚感を高めたいならおススメです。

中音域

スッキリしていて聴きやすい音域に仕上がっています。
他の音域との分離感が良好で、音の重なりや濁りが感じられるということはなさそうに思います。
いわば低音域と高音域の間を取り持つ仲介役として、うまい立ち位置に収まっているという印象でしょうか。

後述する高音域と合わさることにより、初めて良さを感じられるのではないかという音域だと感じられます。

高音域

解像度の高い、クリアな音質がスッと伸びていくようなイメージです。
中音域と相まって、女性ボーカルの表現力は確かなものだと感じますが、背景のメロディではややザラつきを感じられるという一面もあるようです。

高音域に全振りしているような楽曲だと、誇張した表現に行き過ぎて聴き疲れする可能性はありそうです。
作業など長時間のリスニングで疲れを感じてしまう場合は、チューニングスイッチで超高音域を1~2段階のお好みで下げることにより、全体的に丸みのある表現となり聴きやすさが改善されるかと思います。

2段階まで下げると、低音域の深みも感じられるようになり「ドンシャリ」に寄せることも可能かなと。

総評・まとめ

チューニングスイッチを搭載したイヤホンは今や数多く存在しますが、その中でも変化を感じられやすいタイプの製品だと思いました。
スタンダードな音質を楽しんでいただくもヨシ、自分好みの音質に整えてもヨシ、はたまた楽曲によって最適解を探してみるのもヨシ…といった、色々と遊び甲斐のあるイヤホンをお探しなら一考の余地はあるでしょう。

販売先のストア情報

「KZ AS24 Pro」は、以下のストアでご購入いただけます。

¥22,000 (2024/11/20 08:42時点 | Amazon調べ)

お読みいただきありがとうございました。

コメント 本記事へのご質問やご感想など、お気軽にどうぞ

タイトルとURLをコピーしました